ダイヤモンド、エメラルド、ルビーなどを花の模様にして布に縫い付けた「パール宝飾天蓋」
![](http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2016/09/20160928220025miho450.jpg)
王族たちが作らせてきたインドの宝飾文化を紹介する2016年秋季特別展「ムガール皇帝とマハラジャの宝石-カタール・アル サーニ・コレクション」(京都新聞など主催)が1日、MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町)で開幕する。28日に内覧会があり、全て日本初公開の宝飾工芸品約180点が報道関係者らに披露された。
16世紀、北インドのムガール帝国が世界唯一のダイヤモンド産出国で、富を築いた皇帝たちによって花開いた宝飾文化の現在までの軌跡をたどる。
展示品はカタール王族のシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・アル・サーニ殿下のコレクション。70・21カラットの世界最大のカット・ブルーダイヤモンド「アイドルズ・アイ」や、1767年に英国のシャーロット王妃に献上されたダイヤモンド「アルコットⅡ」のほか、天然真珠やエメラルドなどの名品も並ぶ。
同館が所蔵する尾形乾山の作品をまとめて公開する特別展も同時開催する。12月11日まで。月曜休館。有料。