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暗夜に揺らめく灯籠 「八瀬赦免地踊り」/京都 

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「洛北の奇祭」として名高い「八瀬赦免地踊(しゃめんちおどり)」が9日夜、京都市左京区八瀬の秋元神社一帯で行われた。頭に切り子灯籠を載せた若者が、集落を出発し神社に向かった。暗がりに灯籠の明かりが揺らめき、幻想的な光景が浮かび上がった。

 赦免地踊は、江戸中期に始まったとされる。比叡山との境界争いを巡って、八瀬の住民側に有利な裁定を下した老中秋元但馬守喬知(たかとも)に感謝を示す祭り。

 午後7時半過ぎ、左京区八瀬出張所近くに、高さ70センチ、重さ5キロの切り子灯籠を頂いた「灯籠着(とろぎ)」と呼ばれる男子中学生8人が集結。中学生は女性用の着物に身を包み、約400メートル離れた八瀬天満宮境内の秋元神社に向かった。

 神社への沿道には、多くの見物客が集まった。電灯のない参道では灯籠側面の魚や鳥の図柄がろうそくの明かりに照らし出され、多くの見物客が見入っていた。





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