(中央社)台北市公共運輸処は20日、台北駅西側のバスターミナルA棟を利用している11路線全ての乗降車場所を、30日から台北駅周辺の別の場所に移転すると発表した。同処は、停留所から台北駅までの所要時間が短縮され、乗り換えに便利になるとしている。国光客運の桃園国際空港行き(1819)は、乗降車場所が台北駅東三門に変更される。
移転は、市が進める台北駅西側の再開発計画に合わせたもの。一部路線はすでに乗降車場所を移転させた。また、主な移転先となっている台北駅東三門と北一門には、約50メートルの長廊下式バス待合所を設置。将来的にはチケット売り場も設けられる。
台北西ターミナルは11月に取り壊し予定。跡地には一般路線バスの待合所と緑化された広場が建設される。来年3月にはバス専用停留レーンの工事も完了し、渋滞緩和が期待される。
A棟は基隆、桃園、羅東など近隣地域へ向かうバスが中心で、通勤・通学客が多い。主に長距離バスに利用されていたB棟は、9月下旬に乗り場を台北駅北側の台北バスターミナル(台北転運站)に移転させている。