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日台最大湖の魅力で誘客を 滋賀県旅客船協と台湾事業者連携/京都 

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台湾最大の湖・日月潭(にちげつたん)



 琵琶湖の観光船運航会社7社でつくる滋賀県旅客船協会が、台湾最大の湖・日月潭(にちげつたん)の旅客船事業者団体と観光誘客で連携する。民間主導で日台双方の最大湖の魅力をPRする試みで、来月下旬に県協会側が訪台し、連携協力に向けた友好協定書を交わす。

 協定を結ぶのは、日月潭で観光遊覧船を運航する事業所約90社が加盟している「南投県渡船遊艇商業同業公会」。日月潭は台湾の中央の南投県にある淡水湖。面積は約8平方キロと琵琶湖の約80分の1だが、湖上観光のほか湖周を巡るサイクリングなどでも観光客の人気を集めている。

 協定に基づき、両団体加盟の各社が船内や待合所に琵琶湖と日月潭双方のPRコーナーを設けて観光の魅力を紹介。双方を訪れた観光客への記念品贈呈や、それぞれ行われている花火大会やサイクリング、マラソン大会などイベントの相互連動企画も検討している。

 日本政府観光局によると、台湾から日本を訪れた人(2015年)は367万7千人。一方で台湾を訪れた日本人は162万7千人にとどまる。県旅客船協会の川戸良幸会長(琵琶湖汽船社長)は「一方的に来てほしいというのではなく、互いの価値を認め合い、ともに高め合うことが必要だ。協会加盟7社が協力して琵琶湖を発信するとともに日月潭もPRして、双方の湖をグローバルな観光地にしたい」としている。


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