二の丸御殿中庭に展示されているスーパーカー(京都市中京区・二条城)

幅広い年代の名車を展示する「競演 世界遺産と華麗なる名車たち」が京都市中京区の二条城で行われている。フェラーリの希少モデルなど愛好家を魅了した歴史的な車の数々が、通常は非公開の敷地に並んでいる。
欧米で時代を象徴する芸術品としてとらえられる名車の魅力を世界遺産で体感してもらおうと、京都市などが初めて企画した。二の丸御殿中庭や台所などで、1960年代以降の28台を展示した。
最高時速302キロを公称した「フェラーリ512BB」や、イタリアの高級家具メーカーが内装を手がけた「アルファロメオES30SZ」など、往年の名車をそろえた。
12月11日まで。3~6日には1920年代前後のクラシックカーを紹介するメイン企画がある。料金は一般600円。入城料が別途必要。