入場１０万人達成　市美術館「若冲の京都」展

記念品を受け取る川嶋さん一家

京都市左京区の市美術館で開催中の展覧会「若冲の京都　ＫＹＯＴＯの若冲」（京都新聞など主催）の入場者が８日、１０万人を達成し、節目の来場者に記念品が贈られた。

　１０万人目は埼玉県狭山市の川嶋正人さん（７２）、千代子さん（６５）夫婦。京都在住の次女美千代さん（３６）に誘われ、３人で訪れた。同館の潮江宏三館長から伊藤若冲の天井画を基にした木版画と展覧会図録を受け取った正人さんは「陶芸が趣味なので、創作の参考にしたい」と話し、美千代さんは「若冲作品はカラフルで動きがあり、引き込まれます」と魅力を語った。

　先月４日に始まった同展は１２月４日までの期間中に約１２０点を紹介する。１１月８日に一部展示替えがあり、晩年の代表作「象と鯨図屏風（びょうぶ）」が登場した（１１月２０日まで）。月曜休館。有料。