ダライ・ラマ14世(9日午前11時15分、京都市山科区・東山浄苑)
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(81)が9日、京都市山科区の東山浄苑を訪れ、科学が進展する中での仏教徒の在り方を語った。
ダライ・ラマは東山浄苑本堂で、約550人を前に講演。釈迦(しゃか)は弟子たちに、仏教の教えを自ら分析し考えなければならないと語ったと説き、科学が発展する中で「21世紀の仏教徒は、教えをあらためて自分の頭で考えなければならない」とした。
さらに世界で宗教間対立が起きている現状について「違いを超えて互いの宗教へ尊敬の念を持つ必要がある」とし、日本人仏教徒へ「般若心経を唱えるだけでなく、その意味を学ぶべき」と呼び掛けた。
講演後、浄苑を運営する本願寺文化興隆財団の大谷暢順理事長(87)と「仏法に基づき、世界中の人が幸せになるよう努力する」とした共同声明に調印した。
ダライ・ラマは8日に来日。東京や大阪で講演し、27日まで日本に滞在する。
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(81)が9日、京都市山科区の東山浄苑を訪れ、科学が進展する中での仏教徒の在り方を語った。
ダライ・ラマは東山浄苑本堂で、約550人を前に講演。釈迦(しゃか)は弟子たちに、仏教の教えを自ら分析し考えなければならないと語ったと説き、科学が発展する中で「21世紀の仏教徒は、教えをあらためて自分の頭で考えなければならない」とした。
さらに世界で宗教間対立が起きている現状について「違いを超えて互いの宗教へ尊敬の念を持つ必要がある」とし、日本人仏教徒へ「般若心経を唱えるだけでなく、その意味を学ぶべき」と呼び掛けた。
講演後、浄苑を運営する本願寺文化興隆財団の大谷暢順理事長(87)と「仏法に基づき、世界中の人が幸せになるよう努力する」とした共同声明に調印した。
ダライ・ラマは8日に来日。東京や大阪で講演し、27日まで日本に滞在する。