京都市内を走行していた「京阪バス」の運転手が、運転中にスマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」をしていたことがわかり、近畿運輸局は、会社を厳重注意とし、再発防止を求めました。
京阪バスによりますと、先月24日、京都市伏見区で京阪バスの路線バスが方向指示器を出さずに右折したと、目撃した人から会社に通報がありました。
会社がバス内のドライブレコーダーを確認したところ、51歳の男性運転手がスマートフォンで合わせておよそ8キロにわたって、運転しながらポケモンGOなどをしていたことがわかったということで、乗客2人が乗っていた時間帯もあったということです。
また、この運転手は、ほかにも3日間、運転中や信号待ちの間に、ゲームをしたりメールを見たりしていたということです。事故などはありませんでした。会社の調査に対し運転手は「ポケモンGOに熱中し、数か月前からやっていた。大変なことをしてしまった」と話しているということです。
これを受けて近畿運輸局は、10日夕方、京阪バスの鈴木一也社長を呼んで「乗客の生命に関わりかねず極めて遺憾だ」と厳重に注意し、再発防止を強く求めました。
京阪バスは「皆さまの信頼を裏切る行為で大変申し訳ない。事実関係を確認し再発防止に努めたい」と話しています。