100万人目の来館者となり、認定証を手にする石川凜君(中央)
鉄道の博物館で国内最大級の「京都鉄道博物館」(京都市下京区)の来館者が12日、100万人に達した。記念セレモニーが本館で開かれ、愛知県から家族で訪れた石川凜君(5)が節目の来館者として記念品を贈られた。
凜君は式典で、三浦英之館長(62)から認定証や電車のおもちゃなどを受け取った。普段から電車が好きだといい、「100万人目になってうれしい。蒸気機関車を見るのが楽しみ」とはしゃいでいた。父の和正さん(28)も「びっくりしたけど、いい思い出になります」と喜んだ。
同館は、「地域と歩む鉄道文化拠点」としてJR西日本が整備し、4月29日に開業した。「団子鼻」で知られる0系新幹線などの車両展示が人気を集めている。初年度では120万人の来場を見込む。