台湾の航空当局は21日、台湾第3位の航空会社であるトランスアジア航空<6702.TW>が22日の運航を停止することを突然届け出たと明らかにした。台湾証券取引所は同社が何らかの重大な発表を行う可能性があるとして同社の株式の売買を停止した。
トランスアジア航空は声明で22日に臨時取締役会を開催すると表明。ただ、運航停止が長引くかなど、同社からコメントは得られていない。
台湾証券取引所はトランスアジア航空が何らかの重要な発表を行う可能性があるとして、同社の株式の売買を停止。何らかの発表を行った後に、売買再開を申請できるとした。
トランスアジア航空株は21日の取引で7%下落し、数年ぶりの安値で終了した。
トランスアジア航空は9月末終了の四半期まで6四半期連続で赤字を計上。航空安全当局は今年に入り同社に対して、リスクを回避するために安全面の手順やパイロットのトレーニングプログラム、採用慣行などを見直すよう要請している。