台湾のトランスアジア航空(復興航空)は22日、臨時取締役会を開いて会社解散を決議した。2014、15年と2年連続で旅客機の墜落事故を起こし、経営が悪化していた。
同社は1951年に台湾初の民間航空会社として設立された。台北と成田、関西、新千歳、仙台などを結ぶ台湾内外の路線を運航していたが、22日には全便が欠航となった。
14年7月に澎湖島、15年2月に台北近郊でそれぞれ乗客・乗員40人以上が死亡する事故を起こし、搭乗率が大幅に低下。今年10月には傘下の格安航空会社(LCC)の威航(Vエア)の運航を停止した。