「土地公国際民俗芸術節」で披露された徳島の阿波踊り

(台北 9日 中央社)北部・桃園市で7日と8日に催された「土地公国際民俗芸術節」で、徳島の阿波踊りが披露された。会場には多くの観衆が集まり、日本から訪れた踊り手たちによる本場のパフォーマンスを楽しんだ。
同市桃園区は、地域を守る神様「土地公」が鎮座されている密度が台湾で最も高いとされ、同地に根付く土地公信仰を生かした「土地公文化節」を2008年から開催。昨年から「土地公国際民俗芸術節」に規模を拡大し、海外の民間信仰や民俗芸能団体を招いて交流を図っている。
今年は台湾の伝統人形劇、ポテヒ(布袋戯)や阿波踊りの公演のほか、マレーシアの団体によるパフォーマンスも行われた。8日に出席した鄭文燦・桃園市長は、伝統文化の精緻化、現地化、国際化が進み、桃園の文化的なパワーを示すことができればと語った。