競技かるたの女性有段者が集う「全国競技かるた女流選手権大会」が23日、京都市右京区の時雨殿で開かれた。約160人がはかま姿で向き合い、畳の上で真剣勝負を繰り広げた。
全日本かるた協会の主催で、新春に近江神宮(大津市)で行われる「名人位・クイーン位決定戦」など三大タイトルに次ぐ位置づけになる。中学生から80代までの選手が、段位別のA~C級とシニア級の4部門に分かれ、トーナメント戦に挑んだ。
静まり返った会場では、選手たちが札の前で身を乗り出すようにして構え、読み手の声に集中。上の句が歌われると同時に素早く反応し、軽快な手つきで札を取った。
各部門の優勝者は次のみなさん。
A級=矢野杏奈(東京都新宿区)▽B級=冨田紗椰(同多摩市)▽C級=藤井菜月(左京区)▽シニア級=仲松幸代(岐阜県瑞穂市)