
古典芸能に親しむ「名月の宴―古城で繰り広げる芸能の夕べ」が9月14日、京都府長岡京市勝竜寺の勝竜寺城公園で開かれる。昨年は台風で中止となり、2年ぶり開催となる今回は竹灯籠でライトアップして雰囲気を盛り上げる。
戦国武将で文人の細川藤孝ゆかりの地を舞台に、市文化協会が毎年実施し、今年が28回目。来年の大河ドラマ放送を前に「勝龍寺城」は明智光秀の娘の細川ガラシャが細川忠興と一時暮らした場所として注目されている。
当日の開催は午後6~8時半。竹灯籠は公園内にさまざまな図柄の透かし彫りや斜め切りにした竹筒など約300本を並べ、日没とともにそれぞれに発光ダイオード(LED)を入れて点灯する。
演目は大正琴やオカリナ、日本舞踊、詩吟と詩舞、剣詩舞、独唱、箏(こと)、尺八、民謡と三味線など12団体・個人が演奏や踊りなど披露。会場では神足小児童らによる野だて(300円)もある。
入場無料。雨天は15日に順延。問い合わせは同協会事務局の市教育委員会文化・スポーツ振興室(955)9734。
京都新聞