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「令和」奉祝田に黄金色の稲 京都、大嘗祭に向け抜穂祭


奉祝田の前で参列者が稲の実りに感謝をささげた


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令和の幕開けを祝い設けられた「奉祝田」で稲が実ったことに感謝をささげる神事「抜穂祭(ぬきほさい)」が13日、京都府亀岡市保津町で営まれた。黄金色に色づき始めた稲穂が頭を垂れる水田で、神社関係者や住民らが豊作に感謝した。

 今年5月、新天皇即位に伴う重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」で使うコメの産地「主基(すき)」に京都府が選定されたことを受け、府神社庁が府内28カ所に奉祝田を設置した。保津町の奉祝田では6月末に苗の成長を祈る神事を営み、地元の農事組合法人ほづの営農者らが世話をしてきた。

 この日は府神社庁亀岡支部や市神社総代会、保津町自治会などから約15人が参列。しめ縄を四方に張った奉祝田を前に、篠村八幡宮(篠町)の大橋建次禰宜(ねぎ)が祝詞をあげ、清めの塩などをまいた。雨のため、その場で稲穂を刈り取るのは取りやめ、事前に用意した「抜穂」を神前に供えて豊作をことほいだ。

 稲は今月下旬に収穫し、11月に府神社庁が開く「大嘗祭奉祝祭」などに供えるという。

京都新聞


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