(台北 1日 中央社)台湾各地では1日、新年の訪れを祝う花火ショーが開催された。超高層ビルの台北101(台北市)周辺では248万人が観賞。目抜き通りは大混雑となった。
台北101では238秒にわたり、光の演出と組み合わせて2万発の花火を打ち上げた。高雄市にある遊園地の義大世界では台湾最長999秒間の花火ショーが開かれたほか、同じく高雄市にある商業施設「夢時代」、基隆、雲林などでも花火で新年を祝った。
ただ、台北メトロ(MRT)によると、12月31日午前6時から1月1日午前6時までの輸送客数は、前年比39万人減の264万人。台北101近くのコンビニ店員は「前回は水を飲む暇もなかったけれど、今年は人が少なくなった」と語った。
台北101に近い市民広場で年越しイベントを開催した台北市の柯文哲市長は、多くの市民が台北周辺の山に登って花火を観賞したのではとコメント。メディアを通じて世界にアピールできるイベントだとして、来年以降も引き続き実施する考えを示した。