京都府内の社寺は元日から2日にかけ、初詣の参拝者でにぎわった。家内安全や商売繁盛などの新年の願いを胸に、人々が静かに手を合わせた。
京都市伏見区の伏見稲荷大社では、境内に参拝の順番を待つ家族連れや観光客らが連なった。本殿前にたどり着くと、さい銭を投げてかしわ手を打ち、目を閉じて祈願していた。
お守りを買い求めたり、おみくじを引いて今年の運勢を占ったりする人も多く見られた。千葉県から帰省中の息子や孫と参拝した宇治市の主婦長尾泰子さん(69)は「今年も1年、家族みんなが健康で暮らせますようにとお願いした」と話した。