チャイナエアラインは2日、休暇日数の確保を求めて端午節連休(9~12日)中のストライキを計画していた同社操縦士側の要求を受け入れた。操縦士側は連休中に通常通り勤務を行うことに合意し、ストライキは回避された。
同社操縦士は年間休日数116日の保証を求め、桃園市操縦士職業工会(労働組合)を通じ、会社側と話し合いを進めていた。この日は3回目の協議が行われた。
同社は、最大の誠意で実施可能な方法を提示したとコメント。操縦士が未取得の休暇の会社買い取りを希望した際は、会社は労働基準法が定める最低基準を上回る条件で支払いをする。
同社は、操縦士を国内外から引き続き募集し、休暇の増加による人員不足を補っていくとした。
操縦士や客室乗務員などは先月31日、会社側に労働環境改善などを求め、台北市内でデモ活動を行っていた。操縦士とは和解に至ったものの、客室乗務員の労組とは交渉が決裂しており、今後ストライキの是非を問う投票が行われる予定。