(台北 3日 中央社)華やかなランタンが台北の街を彩る「台北ランタンフェスティバル」(台北灯節)が4日に開幕する。今年は会場を従来の花博公園から繁華街の西門町一帯と北門周辺に移し、新たな風をランタンフェスに吹き込む。
西門町は若者が多く集い、トレンドの発信地とされる。地域の雰囲気に合わせ、メインランタンのデザインには現代の流行が取り入れられた。メインランタンは、日本統治時代に建設された西門紅楼前の広場に設置される。
11日の元宵節(旧暦1月15日)には全長1.7キロにおよぶパレードを開催。陳景峻副市長は2日、パレードの目玉となる高さ8メートル、長さ10メートル、幅5メートルの林黙娘(媽祖)の山車に目を入れ、イベントの成功を願った。媽祖は西門町の天后宮に祭られており、漫画家の韋宗成さんがアニメ風にデザインした。パレードには計60組、1500人近くが参加し、中華路や成都路などを練り歩く。陳副市長によれば、パレード当日の見物客は30万人を見込んでいる。
4、5日には日本のダンスパフォーマンスユニット「ワールドオーダー」がメインステージでパフォーマンスを披露する。メンバーは2日に訪台し、台北松山空港で、ユニバーシアード台北大会のマスコットキャラクター、熊讃Bravoらに出迎えられた。