(台北 8日 中央社)高速バス大手の統聯客運が13日から運賃を値上げすると公表したことについて、交通部公路総局は8日、業者と協議した結果、値上げ実施が3月1日に延期になったと発表した。
公路総局によれば、今月25日から28日まで4連休となり、バス利用の需要が増加するのを考慮し、業者に実施を延期するよう働きかけたという。
同社は社会の期待に応えるために同局の政策に従うとし、実施までの期間に生じる運営コストは自社で負担するとしている。
同社は労働基準法改正による人件費の増大などを受け、6日に運賃改定を発表。台北―高雄間の普通運賃が現行の530台湾元(約1900円)から580元(約2100円)になるなど、各路線で値上げが行われる。