(台北 13日 中央社)チャイナエアライン(中華航空)が、乗務員に対して違法な長時間勤務をさせたとして交通部民用航空局から罰金の支払いを命じられたり、是正勧告を受けていたことが同局の統計で分かった。罰金の総額は90万台湾元(約330万円)に上ったとしている。
同局によると、罰金や是正勧告の対象となった長時間勤務が行われたのは2014年から2015年にかけて5回。いずれも同社側からの自己申告だったという。
同社のグループ会社、マンダリン(華信)航空とエバー(長栄)航空傘下のユニー(立栄)航空、トランスアジア(復興)航空でも長時間勤務の発生申告があったが、いずれも是正勧告に留まった。
台湾では現在、民間航空会社に勤務する乗務員らに対する労働基準の見直しが進められている。