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日本時代建設の「鉄道の病院」、文化省と交通省が協力し博物館整備へ/台湾

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(台北 14日 中央社)鄭麗君・文化部長(文化相)と范植谷・交通部常務次長は14日、台湾鉄路管理局(台鉄)の元車両基地、台北機廠(台北市)をめぐり「台北機廠鉄道博物館協力覚書」に調印した。共同で鉄道を主体にした博物館を整備し、再活性化を図る。

台北機廠は日本統治時代の1935(昭和10)年に建設され、戦後は「鉄道の病院」と呼ばれた。面積は約17ヘクタール。機能はすでに別の場所に移転しているが、2015年に産業や文化、歴史的価値があるとして、全区域を国定古跡とし保存することが決まった。

敷地内には車両基地時代に使われていた設備や施設が残されており、鄭部長は、国家レベルの鉄道博物館を建設できるパワーと移行の条件を有していると評価。范次長は近隣の松山たばこ工場や北門などの古跡と合わせ、「文化芸術ロード」の形成に期待を寄せた。

鄭部長によると、今後60億台湾元(約221億円)以上を投じ、10年かけて博物館を整備するという。また、今年7月以降は部分的に施設の見学を一般人にも開放するとしている。
 

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