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鬼瓦、4年ぶりに威容よみがえる 京都・知恩院御影堂

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京都市東山区の浄土宗総本山・知恩院で、半解体修理中の国宝・御影堂(みえいどう)の屋根瓦がほぼふき上がり、20日、頂上部の大棟東側に巨大な鬼瓦が設置された。
 2012年に始まった修理では、約8万5千枚ある御影堂の屋根瓦のうち3割を再利用した。大棟西側の鬼瓦は新調したが、東側は1639(寛永16)年の建立時のものを再利用した。
 鬼瓦は九つの部位に分かれており、この日は最上部の縦74センチ、横1メートル27センチ、奥行き39センチ、重さ330キロの瓦が据えられた。作業員が高さ28メートルの足場の上で、慎重に瓦をつり上げ、額に太陽が描かれた鬼瓦が、4年ぶりに御影堂上に戻った。
 知恩院執事で御影堂修理事務局の大﨑順敬局長(55)は「修理が大詰めを迎えたと実感し感慨深い」と話した。屋根瓦の修理は5月まで続く見込み。来年夏には、御影堂を覆っている素屋根が解体され、瓦屋根が姿を現す。
(京都新聞)


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