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大坂城の巨石「残念石」、河川敷で姿現す 京都・木津川

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400年ほど前に大坂城建築のために切り出されたまま各地に残された巨石「残念石」を、流域住民らでつくる「木津川管内河川レンジャー」が木津川河川敷で調査し、京都府木津川市山城町の開橋近くで確認した。刻まれた文字の拓本を取る催しを3月4日に開く。「歴史の遺物を間近で見てほしい」という。

 木津川河川敷には江戸時代初期、大坂夏の陣で焼け落ちた城の再建のために藤堂高虎が運ぼうとした巨石が残されている。

 開橋近くも江戸時代の文献に9個あると記されているが、土砂に埋もれていたり、草に覆われたりして見ることができなかった。

 レンジャーのメンバーが除草するなどして4個を確認、石には「三尺八寸」などの文字や「十」のような記号が刻まれていた。

 当日は午前9時に同市山城町北河原の木津川流域センターに集合。土をきれいに取り除き、中島正・花園大非常勤講師の指導で文字を写し取る。無料。長靴など持参。事前申し込みが必要で、平日昼間に事務局ファクス075(611)2271に連絡先を書いて送る。

 センターで同日から12日までの土日の午前10時~後3時に、木津川の外来魚駆除や植物調査などに取り組む市民団体の展示「木津川展」がある。


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