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城南宮の「しだれ梅」が見頃/京都

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京都市伏見区の城南宮(京都市伏見区中島鳥羽離宮町)の「しだれ梅」が見頃を迎えている。

城南宮は平安遷都の際、平安城(平安京の別名)の南の守護神として創建された由緒ある神社。疾走する馬上から的に鏑矢(かぶらや)を射る「流鏑馬(やぶさめ)」は、城南宮の発祥とされる。

 後鳥羽上皇が流鏑馬の武者ぞろえと称して兵を集めたことがきっかけで承久(じょうきゅう)の乱が起こり、鳥羽伏見の戦いも城南宮に陣を構えた薩摩軍の大砲で戦いの火ぶたが切られるなど、数々の歴史の変換の舞台にもなってきた。「方よけ」の神社としても有名で、現在でも「厄よけ」「交通安全」などで、多くの信仰を集める。

 梅の花の名所としても知られ、「しだれ梅と椿まつり」には毎年多くの観光客を集める。今年は2月18日から3月22日までが行なわれている。

 神苑内の「春の山」は、平安時代後期に城南宮の周囲に建てられた城南離宮(鳥羽離宮)の築山の遺構。150本のしだれ梅と椿の花が同時に咲くことから、「庭の苔の上に落ちた椿の花とその背景に広がるしだれ梅は、撮影の名所として観光客やアマチュアカメラマンに人気」という。

期間内は巫女(みこ)による「梅が枝神楽(うめがえかぐら)」が行われ、梅の花を冠にさした巫女が、梅の枝を手に持ち神楽を舞う。希望者には美容健康と招福を祈願した 花守りを巫女が神楽鈴でおはらいをして手渡しする

 拝観時間は9時~16時30分(16時受け付け終了)。拝観料は、大人=600円、小・中学生=400円ほか。3月22日まで。「梅が枝神楽」は10時と15時の2回。梅の花守り特別授与初穂料=1000円。


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