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「世界の車窓から」臺灣編・撮影後記

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「世界の車窓から」臺灣編・撮影後記


撮影日記1:ディレクター 李 玉美

 
「ようこそ!臺灣へ。」世界の車窓からロケに初めて参加することになった私を、満面の笑みで迎えてくれたのは、一見ヤクザと見紛う強面のコーディネーター、リョウさん。ごつい指にはめられた指輪がキラリと光り、先に続く3週間のロケに身が引き締まる思いがする。今回のミッションは、台湾一周、およそ900キロの路線をくまなく走り、その他、観光路線や蒸気機関車にも乗車するというもの。のべ約1300キロの行程だ。

「世界の車窓から」の、あのゆったりとした独特のテイストから、さぞやロケも悠々、のんびり進めていることだろう、と甘い期待を抱いていた私だが、現実はそう甘くはないもの。到着するやいなや、旅の厳しさを思い知らされる。ホテルに私物をおろし、台北市内の夜市に直行。息つく暇なく、ロケは続くものなのです。翌日も早朝6時から、公園で太極拳に興じる市民の皆さんを撮影し、台北駅から最初の列車、台湾高速鉄道に飛び乗った。4つ自由席車両を含め、全12の車両からなる台湾の新幹線は、2006年、日本の財団法人主催の総合的デザイン評価制度でグッドデザイン賞を受賞しているだけあって、車内もすっきりとして、乗り心地も抜群。乗客たちも、どことなくリラックスした雰囲気を醸し出していた。

車窓ロケで重要な要素となるのが、乗客たちの反応。実際に乗り合わせた方々に挨拶し、カメラで撮影しても良いかどうか許可をとるのだが、台湾のみなさんは実に親切かつ、友好的。「もちろんよ」と微笑んで、様々な話をしてくれる。温暖な気候のせいなのか、日々おいしい食事を食べている幸福感からなのか、車内で出会う笑顔は、日本のそれとはどこか違う。話しているうちにこちらも、体の中から暖かくなった気がするから、不思議だ。車内撮影を開始して20分がすぎた頃、ちょうど私が赤ちゃんをつれた女性の話に夢中になっていたときのこと。反対側の座席に座った推定70歳くらいのおじいさんが、親指をたててしきりに「グッ~ド、グッ~ド」と話しかけてくるではありませんか。まさか日本の芸人をご存知で?と思いながら、その意味を問いかけてみた。すると、なんと!私の仕事ぶりを気に入ったのだとか。息子のところに嫁にこないかというのです!!32歳、独身の私は、それこそグッド~と叫びたい心を抑え、とりあえずアシスタントのT君にTEL。「私、ここでお嫁に行けるらしいのですが…、行ってみても良い?」すると、すかさず「いけません!3週間後には戻ってきて編集してもらいます。嫁はまたの機会に!」と、きっぱりNG。そりゃ、そうか。一瞬、台湾永住の未来を夢見てしまった私だが、T君の声に目を覚まし、再び無事に(?)台湾一周の旅を続ける運びとなりました。



撮影日記2:ディレクター 李 玉美


台湾一周の旅も1週間がすぎた火曜の朝。台北発の特急列車、自強号に乗車した。本数が多いこともあり、通勤、通学に便利な市民の足となっている。乗客たちは、朝刊に目を通したり、寝たりない朝の睡眠をむさぼったりと、車内には、ただただ静かな時間が流れている。こんなときは、ロケクルーもその静けさを壊さぬよう、息を潜めながらの撮影。なるべく存在感を消し、音をたてぬように気をつける。

2時間ちょっとで台湾第3の都市、台中に到着。駅を出ると、先に到着したロケ車を横付けし、ドライバーのコウさんが「しんくーらー(おつかれさま)」と出迎えてくれた。台湾は九州よりもさらに小さな島。必然的にどの路線も乗車時間が短くなる。同じ場所から同時に出発しても、車輛の方が列車よりも早く到着することがほとんどだ。

車窓ロケの重要要素その2、それは“列車の走り”撮影。これは、乗車した列車を外から撮影するというものだが、雨季の台湾、天候がかわりやすいため、一度乗車したらすかさず今きた道を車で戻り、晴れならば晴れ、雨ならば雨のうちに列車が走る姿を撮影しなければならない。台中から再び台北へと戻りつつ、絵になる風景を探して”走り“を撮った。

台北に戻り、やっと一息。街一番の魚介料理を味わえると聞いて、コーディネーターに連れられ、とある食堂へ。台湾の人々にとっても、「食べる」ということは、人生最大の喜びらしい。どの食堂からも、身を溶かすような美味なる香りが立ち上り、軽快な会話が聞こえる。撮影の辻さん、助手の佐藤君、それからコーディネーターのリョウさんと共に席につき、台北近郊からあがった海老や海魚に夢中になっていた頃…一本の電話が。なんと、私の実の母、通称“寅貞さん”が台北に来ているというのです!実はウチの母、フーテンの寅さんもびっくりの旅好き。今回も私が台湾ロケに出ると聞いて、友人を引き連れ台北入りしていたのだ。数分後、私たちのいる食堂へやってきた母の一声は…「あら、あら、まぁまぁ、お疲れさま~」なんとも、初めてとは思えない距離感で乱入し、ひとしきり自分の旅の話をした後、「それにしてもすごいわね~。みんなまだ若いのに、あの“世界遺産”を作ってるなんて」って、オイ!“世界遺産”じゃなくて、“世界の車窓から”だってば~。あれほど、列車の旅だよと念を押していたのに…。スタッフ一同、寅貞パワーに完全に圧倒されていた。ごめんね、みなさま。ハチャメチャではありましたが、寅貞さんのおかげで、楽しいひとときを過ごし、ホテルへ。翌日のロケのエネルギーチャージばっちりで眠りについたのでありました。





撮影日記3:撮影 辻 智彦


今回は撮影担当の私が日記をしたためさせていただきます。

さて、台中を出発したローカル列車は、街を抜け緑の中へとぐんぐん進んでいきました。バナナの大きな葉っぱや、高い高いビンローヤシ(ヤシの木の一種)の木々をすり抜けるように走る列車。まさに緑のトンネルといった風情です。列車から身を乗り出して撮影していると、ときおり風にあおられたバナナの葉っぱがふわりと頬を撫でていったり、並走する渓流のせせらぎがかすかに耳元にささやいてきたり…風景も気候も、日本とはまったく異なるはずなのに、撮影しながらなぜか懐かしい気持ちが胸いっぱいに広がってきました。車内の乗客の人々も、遠い昔に、どこかで会った人たちのよう…バタバタと時間に追われているはずの撮影の旅のなかでも、時々こんな至福の時間があるんです。これを味わいたくて、そしてこの気持ちよさを番組作りにうんと込めたくて、私たち撮影隊はハードなスケジュールにもめげず、撮影の旅を続けているのかもしれません。

ローカル線の「集集線」の終点「チャーチャン」駅。しずかにたたずむこの小さな駅とその周辺の集落も、これまた心休まる場所でした。変な帽子を得意げにかぶった李ディレクター、白いタオルを頭に巻いた建設労働者風の私、アジア人離れした顔つきの佐藤助手、萌え系ファッションのコーディネーター・ユミさんという不思議な4人組を、この村の人たちはやさしく迎え入れてくれました。ゆったりした時間を、ゆったりと撮影する、ここでもそんな幸福を味わうことが出来ました。

こんな幸せに浸ってばかりでいいのだろうか、とふたたび気を引き締め向かったのは渓湖駅。ここから出発する蒸気機関車に乗るためです。かつてはサトウキビを運ぶ路線だったのですが、今は観光列車として、週末ごとにサトウキビの代わりに観光客を乗せて運行しているのです。週末、天気は快晴、集まった乗客たちも楽しげな表情でした。サトウキビの運搬車を改造した車両は、360度見渡せるオープンスペース。蒸気機関車がのんびりと煙を吐き出し運行する線路の両方にひろがる色々な田んぼや畑。やはりここでもまた、至福を感じてしまった撮影隊でした。至福の台湾!



撮影日記4:「活力のでる国・台湾!」撮影助手 佐藤洋祐


今回は撮影助手の僕が日記を書かせて頂きます。

台湾は日本の九州と同じくらいの小さな島国ですが、その小さな土地にはバラエティーに富んだ風景が凝縮されています。切り立った山があり、広大な川があり、田園風景がどこまでも続くかと思いきや台北や高雄のような高層ビルが聳え立つ街に突き当たります。気候は暖かく、11月だというのに毎日半袖で汗だくになりながらロケをしていました。豊かな土地や温暖な気候で暮らしている台湾の人々は穏やかで優しく親近感が湧きます。やっぱり人は住む土地に多大な影響を受けるんだなとあらためて思いました。そんな台湾で僕が最も印象に残っているのは屋台のネオンです。

11月上旬、二水を出発して夕方高雄に到着。そのまま高雄の夜市を撮りに行く事になりました。夜市には生活必需品から果物や魚や肉など様々なものが、怪しげな光に照されながら所狭しと並んでいます。遠目には鮮やかな光も、良く見ると実は少しくすんでいて、くすんではいるんですがどこか落ち着きます。そんな怪しげな光の下で、汗をかきながら屋台で働く人たちを見ていると、これが台湾かと納得しました。映画でしか見た事がなかった独特な光や、その光に照され、活気に充ちた人々の働きっぷりには興奮させられました。

その日は撮影させてもらった屋台で夕食をとる事になりました。強面で男気のある大男が作った料理を、その大男からは想像もつかない程綺麗な奥さんが運んできてくれました。台湾は食べ物が本当においしいんです。台湾といえば小籠包を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、僕が一番驚いたのはショウガです。日本ではショウガは料理のスパイスとして使われていますが、台湾のショウガは食べるショウガなんです。とても柔らかくて、味もきつくなく、いくらでも食べられます。ショウガだけでも食べますし、肉や野菜と炒めてもとてもおいしくて、僕達撮影隊に活力を与えてくれました。3週間のロケを、体調を崩す事なくとても良い状態で臨めたのはショウガに活力をもらったせいかもしれません。今思うと車窓からの風景や、活気に溢れた台湾の人々からもたくさんの活力をもらった気がします。活力のでる国・台湾!の魅力がぎっしり詰まった車窓台湾編、これからも是非御覧下さい。





撮影日記5:ディレクター 李 玉美


台湾一周の旅も半ばを過ぎた頃、「気の遠くなる風景」に出会いました。
私は、あまりにも美しい景色に出会うと、その美しさに圧倒され、“気を失うような感覚”に見舞われることがあります。そのような風景を、勝手に「気の遠くなる風景」と名付けているのですが…台湾でも見つけました!まさに、人の意識を“無”に持って行く力のある景色に。
それは、南湾と呼ばれるビーチにあります。台湾最南端を走る南廻線を途中下車して、車で1時間。真っ白な砂と、真っ青な海が、互いにじゃれ合うように、行ったり来たりを繰り返し、心地よい波の音が、耳の奥をくすぐります。
台湾と言えば、「台北や高雄などの大都市」と、「熱気あふれる屋台」というイメージしか無かった私は、まさにここで度肝を抜かれたのです。絶景で気を失ってみたい方、ぜひ、南湾まで足を伸ばしてみてくださいね!







さて、南廻線の旅が終わり、台東線へと乗り換えたある日。たわわに実った稲穂を揺らしながら北へと走る車内で、どうも撮影の辻さんの様子がおかしいのです。朝からずっと「よ~し、よ~し」と自らに気合いを入れ続けています。いつも以上に機敏なカメラさばき、ディレクター顔負けのインタビュー、この日は、何かが違うのです。「どうしちゃったのかね?辻さん…」と、こっそりコーディネーターに聞いてみると、「玉美さん、今日はあの日ですよ、あの日!」と意味深な答え。そこで、ハッと気がつきました。実はこの日、台湾のあるテレビ局が、私たちの撮影の様子を取材に来る日だったのです!!それも、列車を撮影しながら旅を続けるカメラマンが主役の特集ニュース。辻さんに気合いが入るのは、無理もありません。大きなカメラを担ぎ、汗を流しながら撮影に興じる日本人カメラマンを、後ろから台湾のカメラが追いかけます。ノリにのった辻さんは、満面の笑みでインタビューにまで応えているではありませんか!!

ちなみに、翌日のニュース番組で無事、辻さんの笑顔がしっかりと台湾全国に放送されていました。辻さん、お疲れさま。そして、パワー全開の辻さんに付いて行かざるを得なかった助手の佐藤君、コーディネーターさん、ご苦労様でした~(笑)。


台湾鉄道、上半期の利用者数が過去最多に 貨物輸送も好調

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台湾ランタンフェス期間中、見物客で埋まる台鉄・潮州駅(屏東県)のプラットホーム



(台北 15日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)が14日に発表した上半期(1~6月)の決算で、1日当たりの平均利用者数が64万5881人と過去最多となった。前年同期比は1.8%増。また、近年落ち込んでいた貨物輸送量も計390万8078トンと好調。前年同期比は3%増で、成長率で旅客輸送を上回った。

旅客輸送による収益は、1日当たり平均5016万7891台湾元(約1億6980万円)で、前年同期比0.9%増。台鉄によると、近年の利用者数は特急プユマ号の投入や東部・花蓮と台東を結ぶ台東線(花東線)の電化、電子決済の導入などによって増加し、2015年には1日当たりの平均利用者数が64万人を突破したものの、その後は減少傾向が続いていた。今年V字回復した主な原因として、2月初旬の旧正月連休が昨年より長かったことや、中部・台中市のフローラ世界博覧会(台中花博)や南部・屏東県の台湾ランタンフェスティバルなど、地方の大型イベントが多かったことを挙げている。

貨物輸送が好調な背景としては、東部の宜蘭と花蓮を結ぶ唯一の道路「蘇花公路」で進められているバイパス建設工事に必要な石灰石や粘土などの大口貨物の増加があると分析している。貨物輸送による収益は前年同期比2%増の3億2402万元(約10億9700万円)だった。
 

蔡総統、防衛産業のサプライチェーン構築成果をアピール

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「台北国際航空宇宙産業および国防工業展」の開会式に臨む蔡英文総統




(台北 15日 中央社)「台北国際航空宇宙産業および国防工業展」(TADTE)が15日、台北市内で開幕した。開会式であいさつした蔡英文総統は、台湾の宇宙・防衛産業の発展状況について、サプライチェーンを構築するメーカーがすでに100社を上回り、取得した認証は20項目以上に上るとアピールした。

蔡総統は、自身が戦闘機の国産にこだわり、技術向上に努めてきたことに言及。これは研究開発力を国内に確保するだけでなく、未来に向けた基盤作りのためでもあったとし、基幹技術の導入を通じてサプライチェーンを構築してきたと説明した。

その上で、台湾の航空宇宙産業の市場規模は2016年に1000億台湾元(約3400億円)の大台を突破し、昨年は1200億元(約4000億円)を上回ったほか、外資系企業からの受注も好調だとアピール。これらの好成績は、台湾が国際社会から評価されていることを物語っていると喜んだ。また、同展のもう一つの目玉である無人航空機にも触れ、同分野の研究開発を奨励するために法改正に取り組む姿勢を示した。

TADTEは2年に1回開催。今年は内外から150社以上が参加する。台湾が自主製造したものとしては、装甲車CM32の改良版「M2」の試作車が初めてお披露目されるほか、より多くの弾薬の搭載が可能な大型無人機「騰雲」、新型高等練習機の模型などが展示される。世界貿易センター1号館で17日まで。

開会式には台米間の商業や貿易を促進する米国の非営利組織、米台商業協会の主席や会長らも出席した。同協会は2017年、台湾国防産業発展協会と軍需産業における協力や交流に向けた覚書を締結している。
 

 「台湾はインド太平洋構想のパートナー」=米国駐台代表

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米国在台協会(AIT)台北事務所のクリステンセン所長



(台北 15日 中央社)米国側の対台湾窓口機関「米国在台協会」(AIT)のブレント・クリステンセン台北事務所所長(大使に相当)は15日、台北市内で行われた航空・防衛産業に関する展示会の開会式に出席し、台湾は米国が自由で開かれたインド太平洋構想を実現する上でのパートナーだと述べた。

クリステンセン氏は、1979年に制定された米国の国内法「台湾関係法」が台湾への武器供与の法的根拠になっていることなどに触れた上で、武器供与が米国と台湾の安全保障における連携関係で重要な要素になっていると説明。台湾が自主国防産業の発展にも力を注いでいることや、国防予算を年々引き上げていることに肯定的な考えを示した。

また、安全保障に関する米台関係といえば、武器供与を連想する人が多いとした上で、双方の連携関係が及ぶ範囲は実際には武器供与よりはるかに広いと強調。台湾がインド太平洋構想におけるパートナーであることや、双方の軍が交流を頻繁に行っていること、関連機関が人道支援や災害救助で協力していることなどを挙げた。

米国と台湾の協力関係が人権、自由、民主主義など双方が共有する価値観に基づいていることに言及し、今後も「真の友人」として連携していく姿勢を示した。
 

ダイビング中に不明の日本人男性、救助されるも重体/台湾・墾丁

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日本人男性の捜索・救助に当たった屏東県の消防隊員ら




(屏東 15日 中央社)15日午後1時23分ごろ、南部・屏東県墾丁の沿岸でダイビングをしていた日本人男性が行方不明になったと同県消防に通報があった。男性は約1時間後に発見されたが重体で、地元の病院に緊急搬送された。男性の身元は発表されていない。

消防によると、男性の推定年齢は約40歳。ダイビングインストラクターと一緒だったが、岸から約100メートル離れた水深14メートルの海中で行方が分からなくなった。捜索に駆け付けた消防隊員らが午後2時20分ごろ、岸から約30メートルの地点で男性を見つけた。

ベテランのインストラクターによると、墾丁が位置する恒春半島はここ数日悪天候が続いたため、インストラクターの多くが海に入るのを見合わせていた。男性らが赴いた後壁湖一帯だけは、かろうじて潜れる状況だったという。
 

中華民国旅券の氏名アルファベット表記、ビン南・客家・先住民語も使用可に

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 中華民国旅券




(台北 15日 中央社)外交部(外務省)は15日、中華民国旅券(パスポート)の氏名のアルファベット表記に、従来の中国語の音訳に加え、ビン南語、客家語、先住民語の音訳も使用可能になったと明らかにした。改正旅券条例施行規則が9日公布、施行された。言語の平等化を目指す「国家言語発展法」(今年1月公布)に合わせたもので、各エスニックグループの人々に民族語名を同等に使用する権利を保障した。(ビン=門がまえに虫)

従来は旅券の氏名のアルファベット表記に使用できるのは「中国語」の音訳と規定されていたが、今回の改正で「国家言語」の音訳と変更された。国家言語には中国語に加え、ビン南、客家、先住民など台湾固有の各エスニックグループが使用する自然言語が含まれる。

例えば姓の漢字表記が「蔡」の場合、これまでアルファベット表記は中国語読みの「CAI」「TSAI」「SA」しか使えなかったが、今回の改正でビン南語読みの「TSHUA」なども使用できるようになった
 

京都の送り火、幻の「い」の字をめぐり学者間で論争続く

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16日夜に行われる京都の夏を彩る風物詩「五山送り火」。「大」の字が有名だが、明治時代に途絶えた「い」の字を灯した場所をめぐり、研究者の間で議論が飛び交っている。地元の伝承などから京都市左京区にある山が有力とされているが、その説を推す京都精華大教授と近くにある別の山とする京大教授がそれぞれの主張を裏付ける痕跡を確認したとしており、点火場所をめぐる熱い論争が続いている。

 送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を再び送り出す伝統行事。起源ははっきりとしていないが、仏教が庶民の間に浸透した室町時代以降に年中行事として定着したとみられる。京都では、毎年8月16日に「五山送り火」として、市内周辺の5つの山に「大文字」「妙法」「舟形」「左大文字」「鳥居形」が灯される。かつては「い」のほか、「一」「蛇」などの字も灯されたとされるが、記録が少なく、場所などははっきりしていないものが多い。

(産経新聞)
 

スリラー映画「返校」予告編公開=白色テロ扱った人気ゲームを実写化

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サスペンススリラー映画「返校」の劇中写真=影一製作所提供



(台北 16日 中央社)戒厳令下の台湾を題材にしたサスペンススリラー映画「返校」の正式予告編が15日、公開された。同作は同名の人気ゲームを原作としており、予告編ではゲーム中の重要な要素を盛り込んだシーンが映し出されている。

同作の舞台は国民党独裁政権による白色テロが行われていた1962年。高校生男女がある日突然姿を消した教師を探していたところ、校内が次第に霊界へと変化しているのに気づき、恐怖の真相に向き合うことを余儀なくされるという物語が展開される。フー・モンボー(傅孟柏)が教師役を、ワン・ジン(王浄)とツォン・ジンファ(曽敬[馬華])が教師を探す生徒役を務める。監督・脚本はジョン・スー(徐漢強)。台湾で9月20日公開予定。

製作会社によると、同作公開の情報を発表して以来、海外上映に関する問い合わせが英語や日本語、韓国語、タイ語、ベトナム語などで寄せられているという。同社は中央社の取材に対し、問い合わせが多い東南アジアを中心に同時公開を目指す考えを明らかにした。
 

台湾の20年度国防部予算、約5.2%増1.2兆円 軍機・軍艦の国産に740億円

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「台北国際航空宇宙産業および国防工業展」で展示される国産高等練習機の模型



(台北 16日 中央社)2020年度の中央政府予算案が15日、行政院院会(閣議)で決定された。国防部(国防省)所管予算は前年度比約5.2%増の3580億台湾元(約1兆2100億円)で、軍機や軍艦の国産に218億元(約740億円)が割り当てられる。

行政院(内閣)主計総処によると、国防部所管予算のうち軍事投資費は960億元(約3255億円)。軍事投資費には軍機国産に当てる64億元(約217億円)と軍艦国産の154億元(約523億円)が含まれる。

20年度の歳出と歳入にはいずれも2兆1022億元(約7兆1300億円)を計上。赤字予算とならなかったのは1999年度(98年7月~99年6月)以来21年ぶり。
 

高雄の山間部、豪雨で3566人が避難

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豪雨で冠水した那瑪夏区内の道路
 


(高雄 16日 中央社)南部・高雄市の山間部は15日夜から16日早朝にかけて、24時間雨量が最大400ミリ超の豪雨に見舞われ、特に雨の激しかった桃源区、那瑪夏区など5区で3566人が避難した。16日も強い雨が続く見通しで、これら5区には休業休校措置が取られている。

同市水利局水情センターによれば、16日午前7時までの24時間雨量は桃源区489.5ミリ、那瑪夏区432ミリ、六亀区366ミリ、茂林区348ミリ、甲仙区314ミリ。

那瑪夏区公所(役所)によると、区内の一部道路では落石などが発生しており、ショウガ、ロンシーサイ(龍鬚菜)などの農作物が被害を受けた。

中央気象局によると、中・南部では16日、南西の気流の影響を受けて大雨となる見込み。南部・嘉義県、高雄市に大豪雨(24時間雨量が350ミリ以上)警報を、台南市、屏東県に豪雨(同200ミリ以上)警報、中部・南投県、雲林県、台中市、東部・台東県に大雨(同80ミリ以上)警報をそれぞれ発令して警戒を呼び掛けている。
 

台湾新幹線、東へ延伸 交通部が検討 南港―宜蘭を15分で結ぶ

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(台北 16日 中央社)林佳龍交通部長(交通相)は15日、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の東部・宜蘭県への延伸計画を実行可能性評価の項目に盛り込んだことを明らかにした。実現すれば南港(台北市)―宜蘭間が15分で結ばれるようになる。宜蘭県の林姿妙県長は高鉄の宜蘭延伸に好意的な見方を示し、県内の鉄道建設の整備に期待を寄せた。

西部に高鉄、東部に快速鉄道を整備し、台湾本島全体をつなぐ鉄道網を建設する構想を掲げている交通部。高鉄の延伸を巡っては、南端の左営(高雄市)から屏東県まで伸ばす計画も持ち上がっている。

現在、南港から宜蘭までは台湾鉄路管理局(台鉄)の路線が走っており、所要時間は最短で58分(特急プユマ号、タロコ号乗車の場合)。南港―宜蘭区間を直線で結ぶ「北宜直線鉄道」の建設計画が10年以上前から検討されていたが、林部長は、高鉄延伸は直線鉄道に比べて所要時間がより短縮され、建設費も高くならないと説明した。

宜蘭県政府の林茂盛秘書長は、高鉄延伸計画を優先的に支持する考えを示した。

宜蘭県民の男性は、宜蘭から台北市内までの所要時間が20分かからないのであれば、緊急時には高鉄を使いたいと話した。同じく県民の女性は、宜蘭から台北までの高速バスの片道運賃が120台湾元(約407円)前後であることに触れ、高鉄の運賃が200元(約677円)以内なら通勤に利用したいと語った。
 

緊急走行のパトカー衝突、車の男性搬送 京都、警官けがなし

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16日午後3時45分ごろ、京都市下京区河原町通七条交差点で、緊急走行中の下京署のパトカーが乗用車に衝突した。乗用車の派遣社員男性(70)=同区=が病院に搬送されたが、軽傷の模様。パトカーの男性巡査長(37)と同乗の50代男性警部補にけがはなかった。

 同署によると、パトカーは直前にJR京都駅近くで火災が発生したとの通報を受け、現場に向かう途中だった。サイレンを鳴らして赤色灯を付け、交差点内を南向きに侵入した際、西向きに走行していた乗用車と衝突したという。

【京都新聞】
 

京アニ 警察が犠牲者の遺品紛失

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「京都アニメーション」のスタジオが放火され、35人が死亡した事件で、警察が犠牲者の遺品の腕時計を紛失し、遺族に謝罪していたことがわかりました。
警察は「遺族や関係者に多大なご迷惑をおかけし、おわび申し上げます」とコメントしています。

先月18日に、京都市伏見区の「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件では、社員35人が死亡、34人が重軽傷を負いました。

この事件で、先月下旬、犠牲者が当時、身につけていた遺品の腕時計を警察が紛失し、遺族に経緯を説明して謝罪していたことがわかりました。

警察によりますと、犠牲者の身元や死因を調べた際に、遺品についてはリスト化して管理をしていて、最初に点検をした段階では、腕時計を身に着けていたことを確認していたということです。

しかし、遺族に遺体を引き渡す際になって、腕時計がなくなっていることに気付いたということです。
警察では、紛失の詳しい経緯を調べています。

京都府警察本部では、「遺族や関係者に多大なご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。今後、このようなことがないよう再発防止につとめていきます」とコメントしています。

NHK
 

京アニ 3人は命の危険な状態

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「京都アニメーション」のスタジオが放火され、社員35人が死亡、34人が重軽傷を負った事件から、18日で1か月になります。

警察によりますと、いまも8人が入院していてこのうち3人は命の危険もある状態で、懸命の治療が続けられているということです。

無事だったのは1階にいた1人だけで、残りの34人はベランダから飛び降りるなどして助かったもののやけどや骨折などの重軽傷を負ったということです。

8人はいまも入院していて、このうち3人は命の危険がある深刻な状態で、1人は命の危険はないものの症状が重いということで、懸命の治療が続けられています。

一方、警察は35人を殺害した殺人や放火などの容疑で青葉真司容疑者(41)の逮捕状を取って事件の経緯などを捜査しています。

ただ、青葉容疑者も重いやけどをして病院で治療を受けていて、時折、目は開けるものの、依然、話が聴けない状態だということで、動機の解明にはなお時間がかかるものとみられます。

NHK
 

カラフルに甘酸っぱく テークアウト用「梅ソーダ」発売

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梅体験専門店「蝶矢」(京都市中京区)




チョーヤ梅酒(大阪府羽曳野市)が運営する梅体験専門店「蝶矢」(京都市中京区)は9月1日から、テークアウトのドリンク「オーロラ梅ソーダ」を販売する。

青いハーブと梅シロップ、レモンジンジャーのソーダが混ざり、不思議な色合いが楽しめる。梅の実も入り、甘酸っぱくさわやかな味わい。1杯520円。30日まで販売する。

【京都新聞】
 

誤情報「五山送り火は中止」拡散 京都は実施予定、奈良と混同?

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昨年の「奈良大文字送り火」




京都の夏の風物詩「五山送り火」(8月16日)が実施予定にもかかわらず、「台風接近のため中止となる」といった誤った情報がインターネット上で広まっている。奈良市で15日に行われる予定だった「奈良大文字送り火」が中止と発表されたことで混同された上に、京都五山送り火の護摩木受け付けが台風10号接近に伴い中止となり、誤解を生んでいるようだ。

 五山送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を送る伝統行事。16日午後8時以降、「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に点火される。五山送り火はこれまでに激しい雨が降る中でも実施されてきた。

 ツイッター上では14日夜から「京都五山送り火中止なんだ」「京都の五山の送り火も中止になったよ…」などのつぶやきが増えた。同時刻までに、奈良市文化振興課などのツイッターアカウントが「奈良大文字送り火」の中止を発信しており、京都と奈良の行事を混同したものとみられる。

 京都では台風接近のため、五山送り火の際に火床にくべる護摩木の受け付けが、大文字と船形で15、16日が中止となった。京都市観光協会には15日、「五山送り火が中止になるのか」などといった問い合わせや「護摩木の受け付けは行っているのか」といった質問の電話が数件寄せられたという。

 京都五山送り火連合会事務局(京都市文化財保護課)は15日夕方現在、「実施予定だ」としている。16日午後1時半からは、点火時刻や準備状況を案内する市民向けテレホンサービス0180(991)153を設置する。

【京都新聞】
 

滋賀県大津で車3台絡む事故 京都の1歳女児が死亡、6人重軽傷

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衝突した乗用車(8月16日午後5時31分、大津市坂本7丁目)




16日午後3時15分ごろ、滋賀県大津市坂本7丁目の国道161号湖西道路で、京都市右京区、高校教員の男性(41)のワゴン車が、大津市の無職女性(44)の乗用車に追突し、計3台が絡む多重事故が起きた。男性の長女(1)が首を強く打って死亡した。同乗の母親(37)が腕を折る重傷、乗用車の女性ら5人が軽傷を負った。

 滋賀県警大津署によると、渋滞の車列の最後尾の乗用車がワゴン車に突っ込まれ、はずみで同市の無職女性(62)の軽乗用車にぶつかった、という。

 同署の説明では、現場の湖西道路北向き車線は盆の帰省や行楽の車などで渋滞していた。同車線下阪本-坂本北ランプ間は同日午後4時~同6時半、通行止めになった。

【京都新聞】
 

強烈な顔のインパクト 県警一「こわもて」刑事、防犯ポスターに

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自身を起用したポスターを手にするモデルの刑事(大津市・滋賀県警本部)




滋賀県警は、「県警一のこわもて」の刑事をモデルに、特殊詐欺防止を呼び掛けるポスターやビラを作成した。

 ポスターに登場したのは、30代の現職男性刑事。暴力団や組織犯罪の捜査に従事しており、柔道4段で県警代表として全国3位になった経験もあるつわものだ。「インパクトを生かせ」と県警幹部の発案で起用された。

 刑事が太い腕で犯人を捕まえるイラストと、「特殊詐欺許さんぞ!」「キャッシュカードを渡さないでね」などのメッセージが添えられている。

 滋賀県警はポスター60枚を各署などに掲示し、同じデザインのビラ700枚を草津市などで配布した。刑事本人も参加してのビラ配布では、市民から「すごく記憶に残る」などの声が上がったという。県警生活安全企画課は「怪しい電話の時は『この顔』を思い出して」としている。

【京都新聞】
 

京アニ 献花台を再設置祈り続く

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「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、台風10号の影響で撤去されていた現場近くの献花台が16日、再び設置され、大勢の人たちが追悼に訪れています。

京都市伏見区にある「京都アニメーション」のスタジオ近くに設置された献花台は、台風10号の接近に伴い、14日撤去されましたが、台風が通過したことから、16日午前10時ごろ、再び設置されました。
事件発生から18日で1か月になりますが、お盆休みを利用してきた人や海外からの留学生などが次々に訪れ、献花台に花を手向けたり、手を合わせたりしていました。

また、いまも京都アニメーションの社員8人が入院していて、病院で治療が続けられていることから、訪れた人たちからは1日も早い回復を祈る声も聞かれました。

大阪から訪れた20代の男性は「ただひたすらに良くなってほしいです。そして早く元気になってアニメを作ってほしいです」と話していました。

東京から訪れた30代の男性は「やるせない気持ちでいっぱいです。けがをした被害者の方々が立ち直るのはとても難しいと思いますが、少しでも早く心の傷を癒やし、作品に向かっていくことでメッセージを伝えてもらいたいです」と話していました。

インドネシアから留学で来ているという女性は、「落ち込んだとき、京アニの作品に救われてきました。感謝の気持ちと決して忘れないという思いをカードに書いて、置いてきました」と話していました。

【「日本アニメーター・演出協会」代表理事の入江泰浩さんは】

「京都アニメーション」の放火事件から今月18日で1か月になるのを前に、「日本アニメーター・演出協会」代表理事の入江泰浩さんがNHKに文章を寄せ、京都アニメーションの作品の魅力や技術の高さを解説したうえで、多くの人に作品を見てほしいと呼びかけました。

アニメーション監督で「日本アニメーター・演出協会」の代表理事を務める入江泰浩さんは、NHKの取材に応じて、京都アニメーションの作品の魅力や技術の高さを解説する文章を寄せました。

この中で、技術の高さがうかがえる例として人気アニメ「けいおん!」での登場人物の足の動きの描き方に注目し、「普通の歩きや走りはもちろん、たどたどしい歩きにもこだわりを感じます。アニメーターが歩きの仕組みを熟知していて、原画マンの観察力や優秀な動画マンの技によって意欲的に足の運びに取り組んでいると感じます」と説明しています。

また、京都アニメーションを初期から支えた人物として、事件で亡くなった木上益治さんの存在をあげ、「30年近く、木上さんが新人を育て続けたからこそ、今に至るまで数々の驚異的な映像作品が生み出された」と功績を振り返っていました。

そして、京都アニメーションの作品を見たことのない人に対して「ぜひ、すばらしいアニメーションを楽しんで頂きたい」と呼びかけて、文章を結んでいます。

NHK
 

 大文字、月との競演 京都・五山送り火、故人への思い炎に重ね

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浮かび上がる大文字と雲間から姿を見せた月
(16日午後8時12分、京都市北区・出雲路橋)




お盆に迎えた先祖の霊を送る「五山送り火」が16日、京都市内の各山で営まれた。暗闇に浮かび上がる文字や形を望める場所には多くの市民が集まり、静かに燃える炎に故人への思いを重ね合わせた。

 午後8時に大文字(左京区)が点火されたのに続き、妙法(同)、船形(北区)、左大文字(同)、鳥居形(右京区)の順に火がともされた。台風10号が去った後の市内は薄曇りで、大文字が正面に見える上京区の出町橋西詰めでは如意ケ嶽に「大」の字が現れると、見守っていた人たちから歓声が上がった。

 点火から5分ほどたつと雲間から月が姿を見せ、静岡市から訪れた男性(69)は「タイミングよく月が出て幸運。送り火は亡くなった両親を思い出す機会になる」と話した。

【京都新聞】
 
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