9月10日は、WHO=世界保健機関が定める「世界自殺予防デー」です。
京都府内で去年1年間に自殺した人343人のうち京都市は201人に上り、市は「気持ちが追い詰められる前に相談してほしい」と呼びかけています。
厚生労働省のまとめによりますと、京都府内で去年1年間に自殺した人は343人で、このうち京都市だけで201人に上ります。
男女別では、女性の122人に対し、男性はおよそ1.8倍の221人となっています。
また、年齢別では、50代が最も多く61人、次いで70代が59人、40代が54人などとなっていて、20代は38人となっています。
このうち京都市は、京都府や全国と比べて学生の割合が高い傾向が続いていることから、特に若い世代に対する相談態勢の充実を目指すことにしています。
京都市障害保健福祉推進室は、「小さな悩みでも、気持ちが追い詰められる前に行政や民間の窓口、まわりの身近な人に相談してほしい」と呼びかけています。
【自殺相談窓口まとめ】
行政や民間の支援団体などが、相談窓口を設けています。
一般社団法人「日本産業カウンセラー協会」は10日から3日間、「働く人の電話相談室」を開いています。
カウンセラーが仕事の悩み、人間関係の悩みなど電話で午前10時から午後10時まで相談を受け付けます。
電話番号は0120−583ー358です。
「京都市こころの健康増進センター」は、自殺を考えている人や親しい人を自殺で亡くした人からの相談を専門の番号で受け付けています。
月曜日から水曜日の午前中と木曜日と金曜日の午後で、番号は075−321−5560です。
「京都府自殺ストップセンター」は平日の午前9時から午後8時まで0570−783−797、もしくは「LINE」の通話機能で相談を受け付けています。
社会福祉法人「京都いのちの電話」は、24時間態勢で電話相談を行っています。
番号は、075−864−4343です。
NPO法人「京都自死・自殺相談センター Sotto」は、金曜日と土曜日の夜、午後7時から午前1時まで、075−365−1616で相談を受けています。
メールでの相談窓口については、ホームページをご覧ください。
また、家族や友人など親しい人を自殺で失った人たちを対象にした相談窓口もあります。
支援団体「こころのカフェ きょうと」はスタッフが個別の相談に応じているほか、遺族どうしで悩みを打ち明ける場を提供しています。
匿名で参加することもできます。
詳しくはホームページをご確認ください。
NHK