京都府の9月議会が11日開会し、知事や議員たちは京都アニメーションのスタジオが放火された事件で亡くなった35人の人たちに黙とうをささげました。
11日開会した議会では、はじめに田中英夫議長が、「我が国のコンテンツ産業を支える京都アニメーションが事件にあったことに強い怒りを持つとともに、感動のある作品を作り出したクリエーターの無念や苦しみと闘う人を思うと胸が締めつけられる」と述べました。
そして、西脇知事や議員など議場に集まった全員が、事件で亡くなった35人の人たちに黙とうをささげました。
続いて、西脇知事が、「国内外問わず、犠牲者や企業に対し、献花や哀悼の意が寄せられ、この場をお借りして感謝を申し上げるとともに、府としても皆さまの気持ちが被害者や遺族に届くよう、関係の皆さまに寄り添い、必要な支援をできるよう取り組んでいく」と述べました。
このあと、西脇知事は、24の議案を提出し、このうち補正予算案には来月の消費税率の10%への引き上げを見据えた中小企業への補助金など合わせて7億2600万円を計上しています。
京都府の9月議会は、11月6日まで開かれます。
NHK