京阪ホールディングスは17日、大幅改装を実施している京都タワー(京都市下京区)の商業ビルを4月14日にオープンすると発表した。京都で人気の飲食や菓子、雑貨店を中心に55店舗が出店する。
タワー下部のビルの地下1階~地上2階を全面改装している。改装規模は1964年の開業以来最大で、観光客の回遊性を高め、にぎわいを創出する。
飲食フロアの地下1階は、各店の料理を少しずつ楽しむ「フードホール」とし、共有席と各店に設けるカウンター席で計約400席をしつらえる。京都三条会商店街の人気中華料理店「魏飯夷堂(ぎはんえびすどう)」の新店舗や京都産ジンのカクテルを提供するバー、ドーナツ専門店など個性的な地元19店が集う。
物販の1階は、洋菓子店「マールブランシュ」が京都駅前の旗艦店を出店し、濃茶アイスバーを限定で扱う。落雁(らくがん)やグラノーラ、化粧筆といった人気専門店もそろえた。2階はにぎりずしや和菓子、八ツ橋作りの体験を楽しむフロアにする。