(台北 28日 中央社)日本から人材を誘致しようと、経済部(経済省)投資業務処の訪問団は21日~27日の日程で東京や大阪を訪問した。東京では26日、台灣企業との人材マッチングイベントを開催。エントリー数は日本人と台灣人それぞれが半分を占める424人と昨年の2倍近くに増え、過去最高を記録した。同処の王剣平処長は、近年日本で構築した人材確保のネットワークが功を奏したと説明している。
国内の産業発展と企業の海外進出に伴う人材ニーズの変化に応えるため、経済部は2003年から海外訪問団を組み、人材誘致を行ってきた。2016年までに電気・電子や情報・通信、半導体などの産業を中心に、累計で7223人の人材を呼び込んだ。
今回の訪日では主に重電や家電、化学工業、金融、流通業の人材が求められた。日本のほかに、今年はアメリカ、東南アジア諸国連合(ASEAN)、インドなどでも誘致活動を行う予定。