(台北 4日 中央社)日本を2回以上訪れたことがある20~30代の台湾人女性を対象とした訪日旅行に関する意識調査で、今夏に行きたい都道府県の1位は「北海道」であることが分かった。訪日回数6回以上の上級者では、東北や四国への訪問意向が高く、地方に足を伸ばしたい傾向があることも明らかになった。台湾・香港人向けの訪日観光情報サイトを運営するジーリーメディアグループ(東京都)が3日、発表した。
今夏に行きたい場所の2位以下は順に東京、沖縄、京都、大阪。訪日回数別にみると、2~5回の初級者では東京や沖縄、京都、大阪への訪問意向が6回以上の上級者に比べ9.4~14.5ポイント高かった。一方で、東北や四国については上級者の訪問意向が初級者を上回った。特に両者で開きが大きかったのは青森(9.8ポイント)、宮城・秋田(4.7ポイント)、香川(4.4ポイント)、徳島(4.2ポイント)。
夏に特に体験したいことは「夏祭りに行く」が68.0%で最多。次いで「花火大会へ行く」(60.4%)、「夏限定のグルメを食べる」(53.7%)となった。上級者だけでみると、「銭湯、温泉に行く」が67.5%を占めトップ。初級者と比較すると49.8ポイントの開きが出た。
同調査は5月29日から6月14日にかけて、訪日観光情報サイト「楽吃購(ラーチーゴ―)!日本」内で実施。1528件の回答を得た。回答者のうち、訪日回数2~5回が807人、6回以上は721人だった。