(前橋 16日 中央社)群馬県で「台湾フェア」が15日から始まっている。主催は群馬県と県内に住む台湾人同士や日本人との交流促進を図る群馬県台湾総会。同県は台湾の台中市、彰化県、高雄市と友好協力協定を締結しており、今回のイベントの開催を通じて台湾の文化や観光を紹介し、交流を深めたいとしている。
群馬県の台湾フェア開催は2回目。イベントに出席した台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表は荻澤滋副知事と会談し、イベントを通じて交流を深化させ、協力関係をより強固にすることに双方が期待を寄せていると述べた。同県の大澤正明県知事はこの日台湾を訪問している。
同日、昼間の気温は34度に達したにもかかわらず、細切れにした豚肉の煮込みを白米にかけた台湾グルメ「ルーローファン」(魯肉飯)を求める人々で長蛇の列ができた。料理を担当したのは日本滞在歴30年の台湾人シェフ、林福万さん。台北の台湾料理店に勤めていた経験も持つという林さんは「これこそが本場の味だ」と誇らしげに語った。