沖縄では定番のもののようです
(屏東 18日 中央社)台湾産パイナップルの人気品種「金鑽パイナップル」が来年以降、日本へ大量に輸出される見通しとなり、これに備えた準備が進められていることが17日分かった。行政院農業委員会の陳吉仲副主任委員が屏東県でパイナップルの農家らを対象に政府の農業に関する重要政策を説明する際に明らかにした。
陳副主任委員は、これまで台湾のパイナップルの日本への輸出は主に農家によって独自に行われてきたと説明。量的にも品質的にもフィリピン産に太刀打ちできない現状に触れ、理由として輸出用の梱包が国際規格に合致せず、傷みやすいことと、栽培における技術的な要因により日本側が求める安定供給ができないことを挙げた。
パイナップルは農業委員会の指導で設立された企業「台湾国際農業開発」が選んだ輸出主力果物の1つ。同社は現在、金鑽パイナップルの日本向け輸出を目指し、日本の大手商社と話を進めている。そのため、同委員会は屏東での国際レベルの包装工場を建設するとともに、より一層の栽培技術の向上を農家に求めている。
台湾産パイナップルは芯まで食べられるのが特徴で、フィリピン産にはない強みとされている。