(台北 6日 中央社)与党・民進党の党本部(台北市)から現金9万台湾元(約33万円)余りを盗んだ疑いで、警察は6日、逃走を続けていた韓国籍の男を逮捕した。
民進党本部は2日、現金が盗まれたと警察に通報。警察は3日、容疑者とされる韓国人男性の身元を特定した。警察の調べによると、男は盗みに入った1日のフライトで日本に向かったものの、窃盗常習犯であるとの理由から入国を拒否され、台湾桃園国際空港に送還された。3日深夜、閉鎖中だった出入国審査カウンターをすり抜けて逃走したという。
警察は6日午前4時ごろ、男が潜伏する新北市烏来区の温泉旅館に向かった。容疑者の恋人とみられる韓国人女性を発見したが、男は姿を消しており、警察は周辺の山一帯を捜索。同日正午ごろ、空き家に潜んでいた男を発見、身柄を確保した。