彩虹眷村
(クアラルンプール 26日 中央社)世界的に有名な旅行ガイド「ロンリープラネット」がこのほど発表した、広く知られていないが行く価値のある36カ所を集めた新刊書「Secret Marvels of the World」に、台湾の彩虹眷村(台中市)と菌宝貝博物館(宜蘭県)が紹介されている。
彩虹眷村は1949年、国民党政権と共に中国大陸から台湾に移ってきた軍人やその親族が居住した場所。1979年に入居した元兵士が、2008年、古びた赤れんがの家の壁や周辺の道路を鮮やかな色のイラストで埋め尽くしたところ、おとぎ話のような世界観が話題を呼んだ。この場所は本来、再開発で取り壊される運命だったが、保存を求める運動などにより、公園として保存されることが決まった。
菌宝貝博物館は、台湾のバイオテクノロジー企業が台湾や米国の微生物学者と合同で2011年に立ち上げた。ほとんど目に見えない身の回りの微生物への理解を深め、人間に有益な菌の存在なども伝えていくことを目指している。