(台北 26日 中央社)台風被害で2015年から運休が続いていた烏来(新北市)観光トロッコ列車の復旧工事が6月に完了し、関連の確認・整備作業などを経て、26日から試験運転が始まった。再び地元の名物として人気を集め、観光振興につながることが期待される。
同列車は日本統治時代の1928年、木材運搬用として建設されたもの。1963年に観光用として整備され、複線化などを経て、台湾で唯一営業路線として運行されるトロッコ列車となった。温泉街として名高い烏来の市街から滝まで、約1.5キロを結ぶ。
試験運転期間となる9月末まで、30台湾元(約110 円)の割引運賃で乗車できる。