(新北 5日 中央社)中秋節の4日、新北市平渓で「新北市平渓天灯祭り」(天灯節)が行われた。あいにくの雨となったが、中秋節にちなんで制作された高さ約4.6メートルの巨大満月型天灯が一般参加者によって放たれた数多くの天灯と共に舞い上がり、幻想的な光で夜空を彩った。
同イベントは毎年、旧暦1月15日にあたる元宵節に合わせて行われることで知られている。今年は観光促進のため、初めて中秋節にも開催。同市の観光旅遊局によれば、米国や日本、韓国などの旅行業者と提携し、海外からの観光客の誘致にも力を入れたという。現地の観光スポットを巡り、最後にイベントで天灯を放つツアーも複数企画された。
イベントには同市の朱立倫市長や米国在台協会(AIT)台北事務所のキン・モイ所長らが出席。朱市長は中秋節が家族との団らんを楽しむ日であることに触れながら、平渓に集まった世界各地からの観光客や大使らも含め「われわれは家族だ」として歓迎を示した。また、天灯には世界平和への願いを込めたと語った。