(東京 19日 中央社)台湾、日本、韓国が争う「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」で台湾は18日、日本と対戦し、2-8で敗北を喫した。台湾の洪一中監督は、不発に終わった打線について、「何を言ったらいいかわからない」と嘆息しつつも、「時には失敗が良いこともある」と前向きな言葉を残した。17日に韓国に敗れている台湾は、予選敗退が確定した。
試合序盤で日本に先手を取られた台湾。4回、陽岱鋼の安打などで無死一、三塁のチャンスを迎えたが、朱育賢、蘇智傑、セン子賢が日本の先発、今永昇太を前に三振に終わり、得点は入らなかった。9回、朱が放った本塁打でようやく1点を返した。その後、満塁を迎え、押し出し死球で1点を追加したが、それまでだった。(セン=擔から手へんをとる)
洪一中監督は試合後の会見で、若手にとってはいい経験になったと述べ、自身の不足を知り、帰ってから補ってくれればとコメント。また、台湾の打者はボール球に手を出してしまうところがあり、速い球が来ると対応できないと分析。台湾が日本を見習うべき点だと述べた。