高雄駅前のバスターミナル
(高雄 6日 中央社)南部・高雄市の高雄駅前のバスターミナルが来年1月初旬に営業を終了し、解体される。台湾鉄路管理局(台鉄)の高雄区間が来年8月をめどに全面地下化されるのに伴うもの。駅周辺では再開発が進められており、高雄駅新駅舎の完成までは臨時バス停が設置される。
高雄市政府交通局などが5日、高雄市内で記者会見を開き、明らかにした。
1974年に建設されたバスターミナルは開業43年の歴史を誇る。多くの学生や会社員に利用され、高雄の人々にとっては数々の思い出が詰まった場所でもある。交通局はバスターミナルの歴史的意義を振り返ってもらおうと、市民から寄せられた関連の写真や文章、資料などをターミナル内に展示している。
新駅舎には台鉄のほか、高雄メトロ(MRT)や路線バス、長距離バスが乗り入れる予定。地下化される線路は全長15.37キロ。線路跡地は緑化し、サイクリングロードなどとして活用される。