京都市伏見区の路上で男性2人が刺されて1人が死亡、1人が重傷を負った事件で、逮捕された男は、重傷の男性の娘(21)とトラブルがあったとみられることが分かりました。
中村正勝容疑者(50)は先月31日午後3時ごろ、京都市伏見区の路上で45歳の男性に刃物で切り付け、重傷を負わせた殺人未遂の疑いで31日に逮捕されました。中村容疑者は警察に対し、「男性の娘と以前、同じ職場で働いていた」と話していて、男性の娘との間に何らかのトラブルがあったとみられます。
この事件では、男性と一緒にいた猪飼将希さん(27)も胸を刺されて死亡しています。重傷の男性や娘、それに猪飼さんらは、トラブルを巡る話し合いをしようと中村容疑者の自宅近くに車で乗り付けたところを襲われたとみられます。中村容疑者は警察に対して「相手の命がどうなってもいいと思った」という趣旨の供述をしていて、警察は猪飼さん殺害容疑についても立件を視野に調べる方針です。