雪が一帯を白く染める玉山観測所=中央気象局提供
(台北 10日 中央社)中央気象局によれば、強い寒気が流れ込んだ影響で台湾各地は10日早朝、10度前後まで冷え込んだ。台湾本島の平地で観測された最低気温は北部・淡水の8.1度で、今季一番の寒さとなった。台湾最高峰の玉山(標高3952メートル)では雪が降り、午前7時までで4.2センチ積もった。他にも標高3000メートルを超える合歓山、太平山でも降雪が確認された。
同日早朝、北部の新北市板橋(9.1度)、新竹県竹北(9.2度)でも今冬最低気温を記録した。日中の最高気温は、各地とも16~18度にとどまる見込み。
寒さは13日早朝まで続く。西部では最低気温が8~10度まで下がるとみられており、海沿いや平野では7度まで冷え込む恐れもあるという。13日日中は寒気が弱まり、各地の最高気温は20度前後まで上がると予想されている。