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京都・宮津湾と伊根湾の加盟内定 「世界で最も美しい湾クラブ」

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(上)日本三景・天橋立がある宮津湾と、(下)約230軒の舟屋が立ち並ぶ伊根湾


京都府は5日、「京都宮津湾・伊根湾」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)後援の非政府組織(NGO)「世界で最も美しい湾クラブ」に正式加盟することが内定したと発表した。府内初で国内3カ所目。府と宮津市、伊根町は国内外に発信し、環境保全活動や観光客増加につなげる。

 同クラブは自然保護や観光振興などを目的に、1997年3月に設立。これまで25カ国38湾が加盟し、うち7湾が世界遺産に登録されている。日本では松島湾(宮城県)と富山湾(富山県)が加盟している。

 魅力的で優れた自然を有することや地元のシンボルであることなどの基準を満たす必要がある。7月20日、フランスでの同クラブ役員会で内定した。

 両湾は、「海の京都」の魅力を連携して発信するため、2015年1月に加盟を申請。宮津湾は日本三景・天橋立があるリアス海岸の地形が特徴で、宮津市は加盟を天橋立の世界遺産登録への弾みにしたい考えだ。伊根湾は、周囲5キロに約230軒の舟屋が立ち並ぶ美しい景観が評価された。

 10月にメキシコで行われるクラブの総会で、駿河湾(静岡県)とともに正式決定する見込みで、府は「日本の加盟4湾が連携して観光PRを行い、インバウンド(訪日外国人)誘致にもつなげるとともに、環境保全の取り組みも続けたい」としている。





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