インドでこのほど、23歳女性が自宅で首を吊って命を絶ってしまうという出来事が起こった。各メディアが女性の自殺に至った経緯に注目している。『The Sun』『Daily Bhaskar』などが伝えた。
ウッタル・プラデーシュ州ラクナウに住み地方自治体の教育部で公務員をしているディーパック・ドウィベディさんと妻ディーピカー・ドウィベディさん(23)は1年前に結婚し、新婚生活をともにしてきた。
ところが夫婦の結婚生活は、思いもよらない形で終わってしまった。今月13日のこと、ディーピカーさんは来月に控えている従妹の結婚式で必要な物を買え揃えるため、ディーパックさんに一緒に買い物に付き添って欲しいとお願いした。
当日、ディーパックさんは多くの仕事を抱えておりオフィスに行かねばならなかったことから、翌日に延期して一緒に買い物に行くという約束をした。しかしディーピカーさんは、とても不満な様子だったという。
その日の夜に仕事から帰ってきたディーパックさんは、部屋のドアがロックされていることに気付く。買い物に行けなかったことを不満に思っているディーピカーさんによって、締め出されてしまったのだ。そのため彼は、広間で一晩過ごすことを余儀なくされた。
翌朝になってディーパックさんは、ディーピカーさんのいる部屋のドアをノックしたものの全く反応が無かったことから、ドアを壊して中に入った。だが彼は最悪の事態を目にすることとなった。その時の様子をディーパックさんはメディアのインタビューにこう語っている。
「ドアを開けた時、私が目にしたのは天井のファンからぶら下がっている彼女の姿でした。そしてすぐ警察に連絡しました。」
ディーピカーさんは1日延期されたディーパックさんとの買い物へ行くこと無く、自らこの世を去ってしまったのである。
なおディーパックさんは、妻であるディーピカーさんのほかに自分の兄弟や両親と一緒に暮らしていた。ディーパックさんら家族はディーピカーさんの検死解剖に対して同意したとのことだが、現時点で詳しい結果は出ていないという。