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和楽器の糸、寒気で音色美しく 滋賀で製造進む

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三味線や琴に使われる糸の製造が、滋賀県長浜市木之本町の「丸三ハシモト」で進んでいる。冬の澄んだ空気の中、美しい音色を奏でるよう、職人たちが忙しく立ち回っていた。

 同社は地元で作られた生糸などを原料に、和楽器用など約400種類の糸を作っている。製造は年中行うが、寒い冬にできたものは「寒の糸」と呼ばれ、愛好する演奏家も多いという。

 工房では、三味線用にウコンで染められた黄色い糸を、職人たちが引っ張り、2本の柱に掛けて1~3日間乾燥させる。糸に残る節を削り、餅から作ったのりを引くなどの工程を経て完成する。
(京都新聞)


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