(台北 15日 中央社)台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会と日本側の日本台湾交流協会による「台日漁業委員会」第7回会合が15日、台北市内で開会した。釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)周辺海域の漁業秩序に関する「台日民間漁業取り決め」の適用水域における操業ルールの見直しに関して意見を交わすほか、八重山諸島周辺など日台双方が主張する排他的経済水域(EEZ)の問題についても話し合われる見通し。
同委員会は2013年に日台が漁業取り決めを結んだ際に双方の話し合いの場として設置された。会合は台北と東京で交互に開かれている。
八重山諸島周辺の水域では今月初め、台湾の漁船が日本の公船から追跡を受け、台湾は日本に抗議していた。呉ショウ燮外交部長(外相)は先日、八重山水域など日台双方が主張するEEZの問題を今回の会合で議題にする方針を示した。(ショウ=金へんにりっとう)
漁業委員会第7回会合と関連会合は16日まで開かれる。