「心に描く花」を表した華道京展(5日下京区・大丸京都店)
春の京都を彩るいけばなの祭典「華道京展」が5日、京都市下京区の大丸京都店で始まった。京都いけばな協会加盟の33流派231人が、咲き競う花々や新緑の木々で、命輝く作品を出展する。
69回目の今回は「イマジンimagine~心に描く花~」がテーマ。手にした花と語り合い、心の中にある思い出や景色を重ねたいけばなを仕上げた。
満開の花をつけた桜やツツジ、みずみずしい青モミジなどの大作が、初夏に向けて移ろいゆく季節を感じさせている。住空間の変化に合わせ、今年は壁面に飾る掛け花も集めて展示。つぼみを膨らませたモッコウバラなどつる性の植物が軽やかに生けられ、訪れた人たちの目を楽しませている。
10日まで、有料。7日は午後5時半に閉場し、生け替える。