十三まいりに訪れた子どもたち(7日午前10時半、京都市西京区・法輪寺)
数え年で13歳を迎える少年少女の健やかな成長を祈る「十三まいり」が7日、京都市西京区の法輪寺で営まれ、晴れ着姿の子どもたちが学業成就を願った。
平安初期から続くといわれる十三まいりは成人になるための通過儀礼で、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)から知恵を授かるために参拝する。帰りに渡月橋を渡る際は振り返ってはいけないとされている。
境内では朝から京都織物卸商業組合による着物の貸し出しや着付けもあり、華やかに着飾った女の子やスーツ姿の男の子らでにぎわった。子どもたちは好きな漢字を半紙にしたためた後、本堂で祈とうを受けた。同い年のいとこと参加したノートルダム学院小6年の井関沙耶さん(11)=北区=は「一日一歩ずつ前進する意味を込めて『歩』の文字を書いた。しっかり勉強を頑張りたい」と話していた。