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日本式家屋、お茶の体験館に生まれ変わる かつての家主の娘が祝福

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28日開館した茶の生活文化体験館「和合青田」 

(台北 30日 中央社)日本統治時代に建てられた日本式家屋が茶の生活文化体験館「和合青田」として生まれ変わり、28日に正式に開館した。この家を建てた日本人の長女は手紙で祝福の言葉を送り、家の歴史が大切に保存されていることに喜びを示した。

観光客が多く訪れる台北市永康街に近い青田街8巷10号にあるこの日本式家屋は1930年代、歴史学者の三尾良次郎さんによって建てられた。三尾さんは、当時“エリート養成校”として知られた台北高等学校で教鞭をとったほか、教科書の編纂にも携わった。三尾さん一家が日本に戻った後、建物は台湾電力の寮として使われ、2006年には市の歴史建築に登録されたが、長年にわたり放置されていた。市文化局主導の古民家活性化計画を通じて2014年に民間団体が活用に乗り出し、2年余りの修繕工事を経て開館にこぎつけた。

三尾さんの長女の黒木恭子さんは94歳という高齢のため訪台できず、開館式には黒木さんの娘が代わりに出席し、黒木さんから託された手紙を読み上げた。。かつて台湾を再び訪れ、思い出が詰まったこの家に足を運んだ際には、荒れ果てた古き我が家に心を痛めていたという黒木さん。2年前に再生計画を知り、非常に驚いたと明かした。

館長の張芳庭さんは、この場所で心を鎮め、茶の生活文化の素晴らしさを体験してほしいと語った。


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