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春の外国人叙勲、台湾から3人受章 日台間の友好関係増進に寄与

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旭日重光章を受章した馮寄台氏(左)と廖了以氏 

(台北 30日 中央社)日本政府が29日付で発表した春の外国人叙勲受章者で、台湾からは3人受章した。馮寄台・元駐日代表(大使に相当)と廖了以・亜東関係協会(現・台湾日本関係協会)元会長に旭日重光章、李伝洪・台北市私立薇閣小・中学校董事長(会長)に旭日中綬章が贈られる。

馮氏と廖氏は、日本と台湾間の友好親善及び相互理解の促進に寄与したとして受章。李氏は、日台間の交流を促進したほか、台湾における日本語教育の普及に尽力したことが評価された。

馮氏は2008年9月から2012年5月まで、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の代表を務めた。在任中には「東日本大震災からの復興支援・観光促進に関する日台『絆』イニシアティブ」など、日台間で双方の協力や交流に関する多数の取り決めが締結された。また、日本各界との幅広い交流を通じ、台湾との協力関係の強化に努めた。

廖氏は亜東関係協会会長在任中、17年にわたって協議が続けられていた「台日民間漁業取り決め」の締結を実現させた。現在は台湾の金融大手、中国信託金融ホールディング(CTBC)の最高経営顧問として日台の産業間提携の推進に注力している。

李氏は、薇閣小・中学校で長年にわたり日本語教育の実施に取り組んできた。日本の学校との交流やサマーキャンプなども推進し、双方の青少年交流にも貢献した。

今回、外国人叙勲を受章したのは140人。


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