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蔡総統、ハイチに感謝 台湾のWHO総会出席を支持

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ハイチのアントニオ・ロドリグ外相(左)と握手を交わす蔡英文総統 

(台北 30日 中央社)蔡英文総統は30日、外交関係を結ぶ中米ハイチのアントニオ・ロドリグ外相と総統府で面会した。ハイチは先日、世界保健機関(WHO)総会への台湾のオブザーバー参加を支援しようと、その正当性を訴える書面をWHOに送っていた。蔡総統は「このような支援に私と台湾の人々は感謝します」と伝えた。

スイス・ジュネーブで来月21日から開かれるWHO総会。参加の登録締め切りが同7日に迫っているが、台湾には招請状が届いていない。台湾は2009年から2016年までオブザーバーの立場で出席してきたが、昨年は中国大陸の圧力により参加が叶わなかった。

台湾のWHO総会参加をめぐっては、世界から支持表明がなされている。今年1月のWHO執行理事会では、米国やハイチ、スワジランドなどの代表が台湾の参加を支持する発言を行ったほか、これまでには台湾と外交関係を結ぶ複数の国がWHO総会への台湾招請に関してWHOに提案した。また、日本の超党派国会議員連盟「日華議員懇談会」やカナダの新民主党など各国の議員、日本やニューヨーク、タイ、トロントなど世界各地の台湾系華僑団体も台湾の総会参加の必要性を訴えている。今月27日には、米国務省東アジア・太平洋局から支持が表明された。


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